2009.04.11 Saturday
愛着のある財布
そろそろ新しい財布に買いかえた方がいいよなあ
と思い続けてかれこれ数年。
新しい財布には、
尻ポケットに入るぐらいでごっつくないもの
というのをイメージして探していた。
やっと今日。
いろいろとお店を回って、財布(というより小銭入れ)を買った。
カード入れも仕切りもなく、チャックとボタンが付いているだけの、
布製の(汚れたら洗濯できそうな)財布だ。
選んでいるときも買ったときも使うのが少し楽しみだった。
でも。
部屋に戻って旧財布から新財布へ必要な物を入れ直したとき、
寂しくなった。
今までの財布は12年(…多分)使い続けた。
外見は真っ青の布が貼られていて縁は黒。
二つ折りでチャックで閉められるようになっている。
チャックを開けて広げると、中は縁と同じ黒。
中に付いている小銭入れは白の半透明だから小銭が見やすい。
カードは4枚入るし、札入れも大きく開くから取り出しやすい。
いつまでも小さな子どもが持つ掌サイズの小銭入れでは…
ということで買った財布だった。
今だったらきっと選ばないであろうそのデザイン(特に外見)。
ある人には「オモチャみたいな財布…」と言われたことのあるデザイン。
確か買った当時は「青」という色だけで決めたような気がする。
学校へ行くときもいつも持っていったから、
時には弁当から漏れた汁も浴びたし、
隣同士に入れたミカンが潰れてミカン臭くもなったし、
布の肌触りが良くて枕にもなった。
そんな財布も、
年を取るにつれて張りのあった青い布がビロビロになっていき、
とうとうチャックも馬鹿になった(閉めても開く)。
よく使ったなあ…
だから新しい財布を買ったわけだけれど、
いざ古い財布を使わなくなると思うと、やけに寂しい。
お金だのカードだのを新しい財布に入れ替えて、
古い財布を箪笥にしまったとき、
また使うときってあるんだろうか、これ
としばらく箪笥の中を眺めてみた。
「場に応じて使う財布を持ち替える」
と言われたこともあるから、
きっとこれからもいくつか財布を持つことになると思う。
でも、この財布をまた使うときなんてもう来ない
そう思っている自分がいることもまた、寂しい。